歩くたびにひざには大きな力がかかる?階段と足元の関係

ひざ全般

ひざの痛みや違和感の原因・症状・対策をイメージしたアイキャッチ画像
歩行や階段では、ひざにどのような力が加わるのでしょうか。毎日の動作とひざの関係を、足裏のアーチや靴、
インソールの視点も交えて考えていきます。

普段何気なく行っている「歩く」という動作。

歩いているとき、ひざは身体を支えるだけでなく、足を前へ運ぶたびに曲げ伸ばしを繰り返しています。

階段の上り下りでは、平地とは身体の使い方が変わるため、ひざに加わる力も同じではありません。

ひざにかかる力を考えるときは、ひざ関節だけを見るのではなく、地面に最初に接する足、履いている靴、そして歩き方まで含めて考えてみることも大切です。

「体重50kgだから、ひざにも50kg」ではありません

歩いているとき、身体は片足で体重を受け止めながら前へ進みます。

その際、ひざ関節に加わる力は、歩く速さや階段などの動作によっても変化し、体格などさまざまな条件が関係します。

歩行や階段の上り下りでは、動作や条件によって、ひざ関節に体重を上回る力が加わることがあります。

例えば体重50kgの方であっても、「ひざに加わる力は常に50kg」という単純なものではないということです。

そして私たちは、一日に何千歩も歩きます。

一歩では小さな違いでも、それが毎日の歩行として繰り返されます。だからこそ、ひざが気になる方は、普段どのように歩き、どのような靴で過ごしているのかを振り返ってみることも大切です。

階段の下りは、速さより安定した動きを意識する

「平地を歩くのは大丈夫だけれど、階段を下りるときにひざが気になる」

測定会でも、このようなお話を伺うことがあります。

階段を下りる動作では、身体を支えながら次の段へ移動する必要があります。

ひざが気になる方は無理に急いで下りず、必要に応じて手すりを使うなど、安全を優先してください。

階段では、歩幅や足を置く位置によっても身体の動き方が変わります。特に下りでは、一段ずつ足元を確認しながら、自分が安定して動けるペースを意識しましょう。

ひざを考えるときに知っておきたい「足裏の3つのアーチ」

歩くたびに、足裏は地面に接し、そこから身体へと動きがつながっていきます。

足裏には、内側縦アーチ・外側縦アーチ・横アーチと呼ばれる3つのアーチがあり、立つ、歩く、階段を使う。ひざは、毎日のさまざまな動作で繰り返し使われています。

足裏への体重のかかり方や足の運び方は人によって異なり、それによって歩行中の身体の動きにも違いが生まれます。

変形性膝関節症と足元との関係については、「変形性膝関節症と足元の関係|負担をインソールから考える」でも詳しくご紹介しています。

厚みや形状を細かく整える「削り仕上げ」

エスコルテーゼの完全フルオーダーメイドインソールは、足の特徴を確認しながら細かく調整する削り仕上げを採用しています。

素材を削りながら厚みや形状を細かく整え、足の特徴だけでなく、実際に使用する靴との収まりも確認しながら仕上げていきます。

靴の中で窮屈になりすぎないよう厚みにも配慮し、必要な部分を削って形を整えながら仕上げています。

インソールには適度なしなりを持たせ、歩いたときの足の動きを妨げにくい仕上がりを目指しています。

「柔らかければ良い」とは限りません

インソールというと、

「フワフワしている方が衝撃を吸収してくれそう」

と思われる方もいらっしゃいます。

しかし、柔らかさだけでインソールの良し悪しが決まるわけではありません。

硬さや厚み、形状、アーチ部分の設計だけでなく、実際に履く靴の中に無理なく収まり、歩いたときに違和感がないかまで確認する必要があります。

エスコルテーゼでは、単に「柔らかい・硬い」だけで判断せず、足の形やアーチ、使用する靴などを確認したうえで、必要な厚みや形状を考えて製作しています。

ひざの痛みや違和感には、さまざまな要因があります

身体の痛みにはさまざまな原因があり、足のアーチや骨盤だけが原因とは限りません。

ひざの痛みや違和感には、加齢による変化やけが、運動量、日常生活での身体の使い方など、さまざまなことが関係する場合があります。

強い痛みや腫れ、しびれがある場合や、症状が長く続いている場合は、インソールだけで判断せず、医療機関への相談を優先してください。

ひざが気になったら、普段の歩き方を振り返る

一日に何千歩も歩けば、それだけ多くの回数、足は身体を支えてくれています。

だからこそ、

ひざのことが気になり始めたら、普段の歩き方や靴の状態を振り返り、自分の足がどのように地面に接しているのかを知ることも一つの方法です。インソールを選ぶ場合も、こうした点を確認したうえで、自分の足や使い方に合うものを考えていきましょう。

毎日の歩行を見直すことは、ひざにどのような力が加わっているのかを考えるきっかけにもなります。

インソールを検討するときも、ひざだけに注目するのではなく、足の状態や靴、普段の歩き方まで含めて考えることが大切です。


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