立ち上がるときにひざが痛いのはなぜ?日常動作と足元の関係

椅子やソファから立ち上がった瞬間に、ひざが痛んだり、動かしにくさを感じたりすることはありませんか。
歩いているときはそれほど気にならなくても、立ち上がるときだけ痛むという方もいます。
立ち上がり動作では、ひざだけでなく、太ももや股関節、足裏などを使って身体を支えています。そのため、ひざの状態だけではなく、普段の座り方や立ち上がり方、足元のバランスも関係していることがあります。
立ち上がるときはひざに力がかかる
椅子から立ち上がるときには、座った状態から身体を前へ移動させ、足裏で床を押しながら身体を持ち上げます。
このとき、ひざを伸ばすために太ももの前側にある筋肉が働きます。低い椅子や柔らかいソファから立ち上がる場合は、ひざを深く曲げた状態から身体を持ち上げるため、負担を感じやすくなります。
特に次のような場面では、ひざがつらくなることがあります。
・低い椅子から立ち上がる
・長時間座ったあとに動き始める
・足を身体から遠い位置に置いて立つ
・片側の脚に体重をかけて立つ
・反動をつけて勢いよく立ち上がる
毎日何度も繰り返す動作だからこそ、身体の使い方の癖が影響することもあります。
ひざの痛みにはさまざまな原因がある
立ち上がるときのひざ痛には、筋力の低下や関節の動かしにくさ、使い過ぎなどが関係する場合があります。
また、変形性膝関節症では、初期に立ち上がりや歩き始めなどの動作開始時に痛みが出ることがあります。ただし、ひざの痛みの原因は一つではなく、半月板や靱帯の損傷、炎症などが関係している可能性もあります。
痛みだけで原因を判断することはできないため、繰り返す場合や悪化している場合は、自己判断をせず医療機関へ相談することが大切です。
足元のバランスも確認してみましょう
立ち上がるときは、両足で床を支えながら重心を移動させます。
足裏の接地が左右で異なっていたり、靴が足に合っていなかったりすると、左右均等に体重をかけにくくなることがあります。その結果、無意識に片側の脚へ体重が偏り、ひざの使い方にも左右差が生まれる場合があります。
足元については、次の点を確認してみましょう。
・靴底の左右どちらかだけが大きく減っていないか
・靴のサイズが合っているか
・かかとが靴の中で動いていないか
・立ったときに片側へ体重が偏っていないか
・足裏全体で床を支えられているか
インソールは、靴の中で足を支えやすくするための選択肢の一つです。ただし、ひざの病気や痛みそのものを治療するものではありません。足の形や靴との相性を確認したうえで選ぶことが重要です。
靴のサイズや靴底、インソールの選び方については、ひざにやさしい靴とは?サイズ・靴底・インソールの選び方もご覧ください。
立ち上がり方を見直すポイント
立ち上がる際は、まず椅子に浅く腰をかけ、両足を少し手前へ引きます。
次に、上半身を軽く前へ傾けて、足裏に体重が乗ったことを感じてから、ゆっくり立ち上がります。ひざだけに頼らず、太ももやお尻の筋肉も使う意識を持つことがポイントです。
痛みがあるときは無理をせず、ひじ掛けや手すりを利用してください。椅子が低過ぎる場合は、少し高さのある椅子へ替えることも負担を抑える工夫になります。
痛みを我慢し続けないことが大切です
立ち上がるたびに痛む、ひざが腫れている、熱を持っている、曲げ伸ばしが難しい、ひざが不安定に感じるといった場合は、早めに整形外科などの医療機関を受診しましょう。
突然の強い痛みや、転倒・衝突後の痛み、体重をかけられないほどの症状がある場合も、速やかな受診が必要です。
ひざが気になるときは、ひざだけを見るのではなく、椅子の高さや立ち上がり方、靴、足裏の接地状態など、毎日の動作と足元を一緒に見直してみましょう。
エスコルテーゼでは、無料足型バランス測定会を実施しています。立ったときの足裏の状態や重心バランスが気になる方は、お気軽にお立ち寄りください。
足型測定とインソールについて詳しくは、エスコルテーゼのオーダーメイドインソールをご覧ください。
