変形性膝関節症と足元の関係|負担をインソールから考える

「歩き始めにひざが気になる」
「階段の上り下りがつらくなってきた」
「ひざをかばって歩いている気がする」
ひざに不安があると、どうしても「ひざだけ」に目が向きがちです。
しかし、歩くという動作は、ひざだけで行っているわけではありません。
足裏・足首・ひざ・股関節・骨盤・腰まで、体全体がつながって動いています。
エスコルテーゼでは、ひざが気になる方にも「足元から体を支える」という視点を大切にしています。
変形性膝関節症と「メカニカルストレス」
変形性膝関節症では、大腿骨と脛骨、または大腿骨と膝蓋骨(お皿)などで構成される膝関節に、長期間にわたってさまざまな力が加わります。
こうした身体に加わる機械的な力は、一般的に「メカニカルストレス」と呼ばれます。
例えば、
・体重がかかることによる圧縮方向の力
・関節が動くことで生じる力
・関節周辺の筋肉や靱帯などにかかる力
などがあります。
ただし、メカニカルストレスそのものが悪いわけではありません。
私たちは立っているだけでも体重を支え、歩けばさらにさまざまな力が体に加わります。
大切なのは、その力が「どのように体へかかっているのか」ということです。
ひざだけで体重を受けているわけではありません
人が歩くとき、足裏で地面に触れ、その上に足首、ひざ、股関節、骨盤、腰があります。
つまり、
足裏 → 足首 → ひざ → 股関節 → 骨盤・腰
というように、体はつながっています。
どこか一か所の動きやバランスが変われば、その上下にある関節の使い方にも変化が生じることがあります。
例えば、ひざが気になることで無意識に片側をかばって歩けば、左右の足への体重のかかり方が変わることがあります。
反対に、足元のバランスが変わることで、足首やひざの向き、歩き方に影響する場合もあります。
痛みをかばうことで始まる「バランスの変化」
ひざが気になると、人は自然にその場所をかばおうとします。
歩幅を小さくしたり、片側へ体重をかけたり、ひざを少し曲げた状態で歩いたりすることもあります。
一時的には楽に感じても、その歩き方が続けば、
ひざをかばう
↓
歩き方が変わる
↓
左右の重心バランスが変わる
↓
足元や腰など別の場所の使い方も変わる
という流れにつながることがあります。
だからこそ、ひざが気になる場合でも、ひざだけを見るのではなく、立ったときの姿勢や足元の状態まで確認することが大切だと私たちは考えています。
エスコルテーゼが大切にする「足裏の3点」
エスコルテーゼでは、足裏の状態を見る際に、
① かかと
② 親指の付け根
③ 小指の付け根
この3点を重要なポイントとして考えています。
足には縦方向・横方向のアーチがあり、立つ・歩くときの足元を支えています。
しかし、足の形や左右差、立ち方、歩き方などは一人ひとり違います。
3点のどこに体重がかかりやすいのか。
左右で違いはないのか。
足が内側や外側へ傾いていないか。
こうした足元の状態を見ることも、ひざを考えるうえで大切なポイントです。
そこで私たちが考えるインソールの役割
エスコルテーゼのインソールは、変形性膝関節症を治療するためのものではありません。
また、インソールを入れれば、ひざの痛みが必ずなくなるというものでもありません。
私たちが大切にしているのは、
「ひざだけではなく、まず足元から立つ・歩くを考えること」
です。
靴の中で足がどのような状態になっているのか。
左右で体重のかかり方に違いがあるのか。
かかとや足裏の状態はどうなのか。
その人の足を確認しながら、毎日の立つ・歩くを足元から支えるためにインソールを使用します。
一人ひとり違うから、足に合わせて作る
足の長さだけを測れば、その人に合ったインソールになるとは限りません。
同じ靴のサイズでも、
足幅、かかとの形、アーチの状態、左右差、普段履いている靴などは違います。
エスコルテーゼのオーダーメイドインソールでは、こうした違いを確認しながら、一人ひとりの足に合わせて製作・調整していきます。
足型だけでは終わらない。
足の状態を確認し、実際に使用する靴との相性も考えながら仕上げていくことを大切にしています。
ひざが気になるときこそ「足元」を見てみませんか?
ひざが気になるから、ひざだけを見る。
もちろん、医療機関でひざの状態を確認することはとても大切です。
しかし毎日の生活では、そのひざを支えている「足元」も使い続けています。
足裏から足首、ひざ、股関節、腰まで体はつながっています。
ひざをかばった歩き方が続いていないか。
左右どちらかへ体重が偏っていないか。
靴底の減り方に左右差がないか。
まずは、自分の足元を確認することから始めてみてはいかがでしょうか。
エスコルテーゼでは、足元の状態やバランスを確認しながら、一人ひとりに合わせたインソールをご提案しています。
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