猫背になると呼吸も変わる?姿勢と胸まわりの動きの関係

「最近、姿勢が丸くなってきた気がする」
鏡や写真を見て、自分の姿勢が気になった経験はありませんか?
猫背というと、見た目や肩こりなどを気にする方が多いと思います。
しかし今回は少し違った視点から、猫背と「呼吸」の関係について考えてみたいと思います。
呼吸するとき、胸は動いている
普段は意識することが少ない呼吸ですが、息を吸ったり吐いたりするときには、横隔膜だけでなく肋骨や胸郭も動いています。
深く息を吸ってみると、胸やお腹が広がるのを感じると思います。
つまり呼吸は、肺だけで行われているのではなく、胸まわりの動きとも深く関係しています。
背中を丸めたまま深呼吸してみると?
一度、椅子に座って背中を大きく丸めた状態で深呼吸してみてください。
次に、無理のない範囲で上体を起こして深呼吸してみます。
呼吸をしたときの胸やお腹の動きに違いを感じる方もいるのではないでしょうか。
前かがみの姿勢では胸まわりの動き方も変わるため、呼吸の感覚にも違いが出ることがあります。
猫背は「背中だけ」の問題ではない
猫背を見ると、どうしても丸くなった背中に目が行きます。
しかし、人間の姿勢は背中だけで作られているわけではありません。
頭、肩、背骨、骨盤、膝、そして足元までつながった状態で体を支えています。
例えば頭が前へ出れば、それに合わせて上半身や骨盤の位置も変化します。
反対に、骨盤や足元のバランスが変化することで、上半身の姿勢にも影響する場合があります。
大切なのは「背中が丸いから背中だけを伸ばせばいい」と単純に考えないことです。
長時間同じ姿勢になっていませんか?
現代の生活では、パソコンやスマートフォンを見る時間が非常に長くなっています。
仕事中に何時間も座り続けたり、スマートフォンを見るために下を向いた状態が続いたりすることも珍しくありません。
問題になるのは、一時的に背中を丸めることよりも、その姿勢を長時間続けてしまうことです。
ときどき立ち上がる、体を動かす、肩を回す、深呼吸をするなど、同じ姿勢を続けない習慣も大切です。
「良い姿勢=胸を張る」ではありません
猫背が気になると、一生懸命胸を張って姿勢を良くしようとする方がいます。
しかし、胸を強く張り続けることが必ずしも自然な姿勢とは限りません。
無理に形を作るのではなく、できるだけ余計な力を使わずに体を支えられる状態を考えることが大切です。
そのためには上半身だけでなく、体の土台となる足元にも目を向けてみましょう。
足元から自分の姿勢を見てみる
人間は立っている間、左右の足で体を支えています。
左右どちらかへ体重が偏っていたり、前後の重心位置に特徴があったりしても、自分自身ではなかなか気づきません。
エスコルテーゼでは、足型や重心バランスを測定し、「普段どのように立っているのか」を確認しています。
インソールは猫背を治療するものではありません。
しかし、足元の状態を確認して、自分の立ち方や姿勢を知ることは、体全体のバランスを考えるきっかけになります。
猫背が気になるときこそ、鏡に映る背中だけを見るのではなく、
「自分はどのように立っているのだろう?」
というところから姿勢を見直してみてはいかがでしょうか。
・猫背が気になる方へ|姿勢と足元のバランスを見直してみませんか?
・猫背より、姿勢が整っている方が歩きやすい?足元から考える姿勢と歩き方
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