腰椎すべり症とは?日常生活で気をつけたい動作と腰への負担

「立ち上がるときに腰がつらい」
「重たい荷物を持つと腰に負担を感じる」
「歩いていると腰や脚が気になってくる」
このようなお悩みの背景には、さまざまな原因があります。その一つとして知られているのが「腰椎すべり症」です。
腰椎すべり症とは?
腰椎すべり症とは、腰の骨である「腰椎」が、本来の位置から前後方向にずれた状態をいいます。
腰椎すべり症にはいくつかの種類がありますが、代表的なものとして「分離すべり症」と「変性すべり症」があります。
分離すべり症
分離すべり症は、腰椎の一部が分離する「腰椎分離症」を背景として、腰椎がずれている状態です。
成長期にスポーツなどで腰へ繰り返し負担が加わったことが関係している場合もあります。
若い頃には特に症状を感じていなくても、その後の身体の変化などによって腰の違和感が気になるようになるケースもあります。
変性すべり症
変性すべり症は、加齢などによって椎間板や腰椎周辺の関節などが変化し、腰椎がずれるタイプです。
中高年以降にみられ、特に女性に比較的多いとされています。
腰だけではなく、お尻や脚の痛み、しびれなどを伴う場合もあります。
重たい荷物を持つときは注意しましょう
腰に不安がある方は、重たい荷物を持ち上げる動作にも注意が必要です。
床にある荷物を取るとき、腰だけを曲げた状態から一気に持ち上げようとすると、腰に大きな力がかかります。
できるだけ荷物に身体を近づけ、膝や股関節も使いながらゆっくりと持ち上げることを意識しましょう。
また、重たい荷物を持ったまま急に身体をひねるような動作も避けたほうが安心です。
無理だと感じる重さであれば、一人で持とうとしないことも大切です。
起き上がるときは慌てずに
朝、ベッドや布団から勢いよく起き上がっていませんか?
寝た状態から上半身だけを急に起こそうとすると、腰に負担がかかりやすくなります。
まず身体を横向きにしてから、腕や手を使って身体を支えながら、ゆっくり起き上がる方法があります。
特に朝起きた直後などは、慌てて動かず、自分の身体の状態を確認しながら動くことを心がけましょう。
椅子から立ち上がるときもゆっくりと
椅子から立ち上がる動作も、毎日の生活で何度も繰り返します。
急に身体を起こすのではなく、足を身体の近くに引き、上半身を少し前に移動させてから、脚の力も使ってゆっくり立ち上がります。
立ち上がった直後にすぐ歩き出さず、一度姿勢や足元が安定していることを確認してから歩き始めることも大切です。
腰だけではなく、足元や歩き方にも目を向ける
腰に不安を感じると、どうしても「腰だけ」に意識が向きやすくなります。
しかし、私たちは立っているときも歩いているときも、足裏で身体を支えています。
足元が安定しにくかったり、左右で体重のかかり方に違いがあったりすると、立ち方や歩き方にも影響することがあります。
エスコルテーゼでは、無料足型バランス測定会を通して、足裏にどのように体重がかかっているのかを確認していただいています。
腰椎すべり症そのものをインソールで治療することはできませんが、ご自身の足元や立ち方、歩き方を知ることは、毎日の身体の使い方を見直すきっかけになります。
痛みやしびれがある場合は医療機関へ
腰の痛みが続いている場合や、お尻・脚に痛みやしびれがある場合、歩きにくさなどを感じる場合には、自己判断だけで済ませず整形外科などの医療機関へ相談することが大切です。
特に症状が強くなっている場合には、無理に運動したり我慢したりせず、適切な診察を受けましょう。
腰を守るためには、特別なことだけではなく、
「重たいものを無理に持たない」
「起き上がるときに慌てない」
「立ち上がるときにゆっくり動く」
といった毎日の小さな動作を意識することも大切です。
腰だけを見るのではなく、足元や立ち方、歩き方を含めて、ご自身の身体の使い方を一度見直してみてはいかがでしょうか。
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