椅子から立つとき股関節が気になる?立ち上がりと足元の関係

「椅子から立ち上がる瞬間に股関節が気になる」
「長く座ったあと、最初の一歩がなんとなくぎこちない」
「立つときに、つい机やひざに手をついてしまう」
足型バランス測定をしていると、このような身体のお悩みについてお話を伺うことがあります。
歩いているときだけではなく、座った状態から立ち上がる動作にも股関節は関わっています。
今回は、普段何気なく行っている「立ち上がる」という動作を、股関節だけではなく足元から考えてみます。
立ち上がるとき身体はどう動いている?
椅子から立ち上がるとき、単純に脚の力だけで身体を持ち上げているわけではありません。
上半身を前方へ移動させながら、足裏へ体重を乗せ、ひざや股関節を伸ばして立ち上がります。
つまり、
足裏
↓
足首
↓
ひざ
↓
股関節
↓
骨盤・上半身
と、身体のさまざまな部分が連動しています。
普段は意識することのない動作ですが、身体のバランスや左右差を感じやすい場面でもあります。
立つとき、左右どちらかに偏っていませんか?
一度、ご自身が椅子から立ち上がるところを意識してみてください。
右脚に力を入れていないでしょうか。
左脚ばかりを使っていないでしょうか。
片側の股関節などが気になると、無意識のうちに反対側の脚を頼って立ち上がることもあります。
こうした動作を繰り返していると、自分では左右均等に立っているつもりでも、実際には左右で身体の使い方が異なっている場合があります。
足を置く位置でも立ちやすさが変わる
立ち上がるときには、足を置いている位置も重要です。
椅子に浅く座っているのか、深く座っているのか。
足を身体の近くに置いているのか、前方へ出しているのか。
左右の足が同じ位置にあるのか。
こうした違いによっても身体の使い方は変わります。
そして、立ち上がる瞬間に身体を支えている場所の一つが足裏です。
股関節が気になる場合でも、実際に体重を受け止めている足元に目を向けてみることが大切です。
立ち上がったあとの「最初の一歩」
長時間座ったあとに立ち上がり、
「すぐには歩き出しにくい」
「最初の数歩だけ身体がぎこちない」
と感じることもあります。
立ち上がった直後は、座っていた状態から立って身体を支える状態へ変化します。
そこからさらに、左右の脚へ交互に体重を移動させて歩き始めます。
立つことと歩くことは別々の動作に見えますが、どちらも足元で身体を支えながら行う動作です。
インソールから足元を考えてみる
エスコルテーゼでは、足型バランス測定によって左右の足裏の状態や体重のかかり方などを確認しています。
オーダーメイドインソールでは、左右それぞれの足型や使用する靴などを確認しながら、一人ひとりに合わせて調整していきます。
インソールは股関節そのものを治療するものではありません。
しかし、立つ・歩くという毎日の動作を支えている足元について考えることは、身体全体のバランスを見直す一つのきっかけになります。
股関節だけでなく、毎日の動作を見てみよう
股関節が気になると、その部分だけに意識が向きやすくなります。
しかし身体は、足裏・足首・ひざ・股関節・骨盤などが連動しながら動いています。
椅子から立つときに、
「いつも同じ脚に力を入れている」
「片側へ身体が傾いている気がする」
「立った直後の一歩が気になる」
そんなことに気づいたら、ご自身の足元や身体の使い方を一度確認してみてはいかがでしょうか。
痛みが続いている場合や、立ち上がること自体が難しくなっている場合は、自己判断せず、整形外科などの医療機関へご相談ください。
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