何万人もの足を見て感じたこと|左右の足型とバランス、インソールの話

これまで催事や足型測定会などの現場で、何万人もの方の足を測定してきました。
本当にたくさんの足を拝見してきましたが、足の形は一人ひとり違います。
さらに同じ人でも、右足と左足がまったく同じとは限りません。
ところが、ときどき驚くほど左右の足型が鏡に映したように似ている方に出会うことがあります。
今回は、長年の足型測定を通して私自身が感じてきたことをお話ししたいと思います。
スポーツや身体を使う習慣と左右の足型
もちろん、すべての方に当てはまるわけではありません。
あくまで私がこれまで測定してきた中での印象ですが、
水泳・陸上・ダンス・バレーボール・卓球・体操・剣道など、長く身体を動かすことに携わってきた方の中には、左右の足型がよく似ている方がいらっしゃいました。
また、茶道など姿勢や身体の使い方を意識する機会が多い方にも、左右差が比較的小さく見えるケースがありました。
これは「この競技をすれば左右対称になる」という意味ではありません。
長年身体を使ってきた経験や日常生活、姿勢、歩き方など、さまざまな要素が関係していると考えられます。
左右対称だから「問題がない」とも限らない
ここで興味深いのが、左右の足型がよく似ていても、足裏のアーチなどを見ると、それぞれに特徴がある場合があることです。
つまり、
「左右が同じような形=理想的な足」
と単純に判断できるものではありません。
反対に左右差があるからといって、それだけで身体に問題があるとも言えません。
大切なのは、足型だけを見るのではなく、アーチ・立ち方・重心のかかり方・歩き方などを含めて確認することだと考えています。
「今まで何ともなかったのに…」という声
測定の現場にいると、
「今まで何ともなかったのに、急にここが気になるようになったんです」
というお話を伺うことがあります。
特に長年スポーツをされてきた方や、日頃から活動的な方から、このようなお話を聞くこともあります。
身体は無意識のうちにさまざまな動きをしています。
そのため、違和感が出たときに自然と立ち方や歩き方を変えている可能性もあります。
ただし、痛みを感じる時期や原因には大きな個人差がありますので、「バランス感覚が良い人ほど痛みに気づくのが遅い」と断定することはできません。
痛みが突然現れたり、長く続いたりする場合には、医療機関など専門家への相談も大切です。
若い世代のオーダーメイドインソールも増えてきました
最近、現場で感じる変化の一つが、若い方がオーダーメイドインソールに興味を持ってくださる機会が増えてきたことです。
以前は「足やひざなどが気になり始めてからインソールを考える」という方が多かった印象があります。
最近では、
「これからもたくさん歩きたい」
「仕事で長時間立っている」
「スポーツをするときの足元を考えたい」
「今のうちから自分の足を知っておきたい」
など、将来を考えて足元に関心を持つ方もいらっしゃいます。
これはとても良い変化だと感じています。
インソールは「治すもの」ではなく、足元を考える選択肢の一つ
インソールを入れれば病気や痛みを予防できる、あるいは姿勢が必ず良くなる、というものではありません。
しかし、毎日身体を支えている足元を考える一つのきっかけにはなります。
食事、運動、睡眠などを意識するのと同じように、
「自分の足に合った靴を履く」
「自分の足の状態を知る」
「自分に合ったインソールを選ぶ」
ということも、毎日快適に歩くために考えておきたいポイントではないでしょうか。
私自身も10年以上前に作ったインソールを使用しています。
私自身も、10年以上前に製作したオーダーメイドインソールを現在も使用しています。
長年インソールに携わっている立場なので「自画自賛」と言われてしまうかもしれません。
会社なので「社画社賛」とでも言いましょうか!
それでも長く使い続けているからこそ、改めてインソールの奥深さを感じることがあります。
足は一人ひとり違います。
だからこそ、その人の足に合わせて細かな部分まで調整していくことには大きな意味があると、日々の現場を通じて感じています。
お客様からいただく声に感謝
そして何よりありがたいのが、ご使用いただいたお客様からご紹介をいただいたり、
「使ってみて良かった」
「もう一足作りたい」
「家族にも紹介したい」
といった声をいただくことです。
インソールを製作してくださる技術者の方々、そしてエスコルテーゼを選んでくださったお客様に、
改めて感謝しています。
これからも、一人ひとり違う足と向き合いながら、**「自分の足を知ることの大切さ」をお伝えしていきたいと思います。
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